おはようございます、光線治療院さくら&関宿さくら接骨院のeastです。
今日はカレンダーに記載されている3月の星座を紹介します。
- おおぐま座
全天88星座の中で3番目に大きい星座で、しっぽからおしりにかけて北斗七星を持ち、天の北極に位置する北極星を探す目印となっています。
- 神話
女神ヘーラーまたはアルテミスによって熊に姿を変えられたカリストーの話がよく知られている。エラトステネース『星座論』やオウィディウスの『変身物語』中では以下のエピソードが語られている。
カリストーは、アルカディア王リュカーオーンの娘で、アルテミスの従者として処女を誓い、狩りに明け暮れる生活をしていた。ある日、木立の陰で身を休めているところをゼウスに見初められ、ゼウスはアルテミスの姿を借りてカリストーに近づいた。驚いた彼女にゼウスは真の姿を現わし、彼女の抵抗をものともせず思いを遂げた。彼女は男と交わったことがアルテミスに知れるのを恐れてこのことを隠していたが、数ヶ月経ったある暑い日、狩りの最中にアルテミス達と沐浴をすることとなった。渋々衣服を脱いだカリストーだったが、結局ゼウスの子どもを身ごもっていることが知られた。誓いを破られたことを知ったアルテミスは憤慨し、彼女を放逐した、もしくはこの時点で熊に変えられた。
オウィディウスによればその後、カリストーが息子アルカスを産んだ際に、そのことがゼウスの妃ヘーラーに知られる。嫉妬と怒りに狂ったヘーラーが掛けた呪いにより、カリストーの真っ白な腕は黒い毛皮で覆われ、両手は湾曲して鉤爪が伸びて獣の前肢となり、ゼウスがとりわけ愛でた口元は巨大な獣の顎となって喉からは言葉の替わりにおぞましい唸り声しか出せないようにされた。彼女はもとの美しい容姿とは似ても似つかぬ、熊の姿に変えられた。
15年後、森を徘徊していたカリストーは、立派に成長したアルカスと出くわす。カリストーは息子であることに気づき抱きしめようと近づいたが、それが実母であるとは知らないアルカスは後ずさりし、彼女を槍で突こうとした。これを見たゼウスは、旋風を起こして2人を天に上げ、カリストーをおおぐま座に、アルカスをうしかい座へと変えた。ヘーラーは、カリストーが星座に上げられたことでさらに怒り、海の神であるテーテュースとオーケアノスに頼み、彼女が北の海に降りて休むことを許さず、ずっと沈むことがないようにしたという。そのため、北半球の中緯度地域ではおおぐま座は周極星となり、地に沈むことはない。
エラトステネースは前述のとおり、カリストーを熊に変えたのはヘーラーではなくアルテミスであるとしている。熊に姿を変えられてから数年後、アルカスならびにアルカディア人たちに追われたカリストーは、侵入した者には死の罰が与えられると定められたゼウスの神殿にそうとは知らずに逃げ込んだ。それを哀れんだゼウスは家族のよしみで彼らを天に上げたという。
紀元前3世紀頃のギリシアの詩人アラートスは、著書『ファイノメナ(Phaenomena、現象)』で、ディクテー山でゼウスを育てたニュンペーのヘリケー (Helike) の姿であるとする話を伝えている。ヘリケーはキュノスーラとともに、ゼウスの父クロノスから匿ってゼウスを養育したことを称えられ、ヘリケーはおおぐま座に、キュノスーラはこぐま座になったとされる[22]。ただしエラトステネースではおおぐま座はあくまでカリストーで、こぐま座がキュノスーラであるとされている。
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