女性 67歳 主婦 157cm 42kg
◆症状の経過
65歳時、初期胃ガンの手術を受け、胃の2/3を腹腔鏡で切除した。手術前、排便は定期的にあったが、術後から便秘になり、2日間排便がないと腹部膨満感と腹痛がみられた。この症状がとても苦しく、2日に1回は下剤を服用していた。また体重が、手術前に比べて12kg減少し、食事の量も減り、術後の体力回復と便秘改善に何か良い治療はないかと友人に相談したところ、光線治療を紹介してくれ、治療器も貸してくれた。約2カ月間照射したがあまり変化がみられず、照射方法確認のため当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
処方された照射方法で毎朝光線治療を行った。子供の頃からあまりよくなかった寝付きが、当所を受診して4カ月後より熟睡できる日が増えてきた。睡眠の充実とともに、服薬しなくても2~3日に1回は排便するようになった。光線治療を始めてから2年後、朝・晩光線治療を行うようにしたところ、薬なしで毎日排便するようになった。食欲も出てきて、手術前と同じくらい食べられるようになり、体重が4kg増えた。胃ガン術後の定期検査も異常はなくとても元気に過ごしている。
平成24年8月1日発行 機関紙「光線研究」より