女性 33歳 看護師 151cm 56kg
◆症状の経過◆
23歳時、子宮内膜症のため左卵巣を一部切除した。術後も癒着のため腹痛を起こしやすかった。冷えやのぼせが強く頭痛や肩こりも強かった。25歳で結婚し、夫の精子の運動率が低く自然妊娠は難しいと言われ、31歳時より不妊治療を始めた。ホルモン治療を行い血圧が上昇した。体外受精を2回受けたが妊娠しなかった。夫の実家の紹介で当付属診療所を受診した。
◆光線治療◆
◆治療の経過◆
自宅で毎日治療を行った。治療開始3カ月で冷えが緩和し、血圧が正常になった。6カ月目に体外受精を受けたが妊娠は見られなかった。この時子宮筋腫がやや大きくなっていたが病院の主治医からは妊娠に影響はないと言われた。光線治療の照射部位と時間を変更して治療を継続した。1年後体外受精を行い妊娠した。妊娠期間中も下肢を中心に光線治療を行い、体調も良く妊娠継続も良好で自然分娩で女児を出産した。母子ともに健康である。
平成25年12月1日発行 機関紙「光線研究」より