可視総合光線療法は体に必要な熱エネルギーを補給し冷えや低体温を改善します。これによりHSPを増加させます。また、体内で発熱し体温を維持するためには、ミトコンドリアの働きが必要ですが、その活性化には太陽光線が必要です。太陽光線に近い可視総合光線療法は、ミトコンドリアの活性化にとても有効です。
他にも、光線治療には、自律神経を調整して白血球の機能を高めたり、ビタミンD産生、メラトニン・セロトニンなどのホルモンの産生により免疫力を高める作用もあります。
以上のように、可視総合光線療法の熱と光の作用は、私たちの免疫力の強化にたいへん有効な治療法です。
※HSPとは…体が温められて体温が高くなるとHSP(ヒート・ショックプロテイン)というタンパク質が体内で多く作られることが発見されています。ストレスや病気、外傷などで傷ついた細胞を修復し傷ついたミトコンドリアも修復します。さらに免疫細胞を直接活性化する働きもあります。
平成25年8月1日発行 機関紙「光線研究」より