女性 70歳 主婦 153cm 38kg
◆症状の経過◆
9年間の実母の介護中に軽いうつ症状がみられた。母の他界後、口中の苦みや胃もたれが一日中あり、食事も美味しくなく、大変不快な思いをしていた。病院で検査をしても、特に異常はなく、胃腸の漢方薬を処方されたが、全く効果がなかった。半年位して長年光線治療をしている知人から当付属診療所を勧められ、受診した。
◆光線治療◆
◆治療の経過◆
すぐに治療器を用意し自宅治療を始めた。1カ月治療して全く変化がないので、再度受診した。焦らず根気よく治療を続けることが大切であることをアドバイスした。また、足の冷えが強く、光線治療を行っても温かさをよく感じないので、両足裏部の照射は1日3回行うことにした。治療半年後を過ぎるころから徐々に口中の苦みの軽減があり、1年後には、口中の苦みは半減、食欲も出て、以前より、食事をおいしく食べられるようになった。舌の状態は治らないと諦めていたが、光線治療で改善して、たいへん感謝している。
平成26年8月1日発行 機関紙「光線研究」より