女性 62歳 会社員
◆症状の経過
信用金庫に勤めていたが、35歳頃より仕事量が増えて、元々あった首や肩のこり、背中痛がひどくなり頭痛を感じるようになった。内科や整形外科で緊張型頭痛と診断された。薬の服用は副作用が強く中止し、接骨院で時々治療を受けていた。52歳時、友人の紹介で当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
毎日自宅治療を行った。治療3カ月後、体は温まるが頭痛や脳の興奮などの症状の改善が十分でないため治療用カーボンを変更した。変更後は首や肩のこり、背中痛は楽になり、ほぼ毎日みられた頭痛は頻度と強さが減り鎮痛剤の服用も減った。治療6カ月後、睡眠がとれると頭痛、めまいなどが軽くなった。治療1~4年後、体が温かく睡眠が十分にとれることが多くなり頭痛は減った。治療後10年の現在、膝痛があるので下半身を中心に照射し、頭痛はない。
平成26年12月1日発行 機関紙「光線研究」より