女性 48歳 会社員 157cm 54kg
◆症状の経過
15歳頃から花粉症を発症。スギ、ヒノキ、カモガヤに反応。2月~6月、9月~10月にはくしゃみ、鼻水、眼の痒みがあった。耳鼻科の処方薬を毎年服用したがほとんど効果は実感できなかった。ひどい年は、一年中鼻炎症状に悩んだ。また46歳時に人間ドックで、緑内障の疑いを指摘され経過観察となった。眼の自覚症状は何もないが、元々近視と乱視があり、仕事で一日中パソコン作業をするので眼は疲れやすかった。主に眼精疲労の治療に、知人から光線治療を紹介され、当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
10月から月2回当所への通院治療を開始。光線照射後は体が温まり、視界がすっきりして見えやすかった。光線治療開始4カ月後の翌年2月、例年この時期出ていた花粉症の症状がまだ出ていなかったので不思議に思った。本格的な春の花粉シーズンになっても、喉が少しイガイガする位で薬はほとんど使用せずに過ごせた。花粉症を発症してから今までで一番症状が楽だった。翌年の人間ドックで緑内障は指摘されなくなった。その後現在まで2年間、花粉症は春、秋ともに症状はほとんど出ず、薬は使用していない。
平成27年4月1日発行 機関紙「光線研究」より