女性 69歳 自営業 150cm 45kg
◆症状の経過
20歳代頃から鼻が詰まりやすく、35歳時に副鼻腔炎の手術を受ける。手術後鼻の調子は良くなったが、40歳代から鼻詰まりが再発。病院検査で副鼻腔炎ではなくブタクサにアレルギー反応があり花粉症の診断を受けた。秋に特に症状がひどくなり、眼の痒みも出ていたが、鼻炎はほぼ1年中出ていた。55歳時、咳が止まらず病院検査で喘息の診断を受けた。知人から光線治療を勧められ、当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
10月から自宅に光線治療器を用意し毎日治療を行い、当所への通院治療も月2回行った。治療1カ月後、眼の痒みは治まり咳・痰が減少し、夜中に目覚めることがなくなった。2カ月後、鼻呼吸がスムーズにできるようになった。秋以降もできるだけ光線治療を継続した。翌年の秋、鼻は詰まるが、光線照射後はしばらく軽減し例年より楽に過ごせるようになった。普段は仕事や趣味に忙しく、光線を休むこともあるが、夏頃から照射すると鼻詰まりは軽く済み助かっている。喘息薬を使用せずに発作は出ていない。
平成27年4月1日発行 機関紙「光線研究」より