女性 62歳 主婦 161cm 49kg
◆症状の経過
30歳代前半に花粉症を発症。毎年スギ花粉の時期2月~4月は眼の痒みや鼻水、鼻詰まりがあった。53歳時、右肩が五十肩で腕を後ろに回すのが困難になった。友人に光線治療を紹介され、早速治療器を自宅に用意したが自己流治療では不安なので、的確な治療法確認のため当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
2月から自宅でほぼ毎日光線治療を行い、五十肩は2カ月で完治。その2カ月の間、光線照射後は眼の痒みなど花粉症の症状は一時的に改善したが、数時間後には元に戻り症状軽減状態は持続しなかった。5月以降、花粉症の症状がなくなったがアレルギー体質改善を目標に光線治療は継続していた。治療開始4年後の57歳時、スギ花粉時期に症状は出るが我慢できる程度で、毎年使用の内服薬や点眼薬は使わずに済んだ。58歳時、薬の使用はなしで症状はほとんど出ず、その後、62歳の現在に至るまで花粉症は落ち着いた状態を維持している。
平成27年4月1日発行 機関紙「光線研究」より