女性 70歳 一人暮らし 147cm 59kg
◆症状の経過
当所を受診する5年前に心筋梗塞を発症し、その時血糖値が高いことが判明、服薬していた。2年前、血糖値が下がらず(HbA1c=9%)インシュリン注射を開始した。同時期、孫を抱いていたら、急に背中痛が出て病院で検査したところ、胸椎の圧迫骨折が判明、しかし骨量は、同年代比較120%、最大骨量比較91%と悪くはなかった。胸椎圧迫骨折後、背中が丸くなり、右膝痛も出て、よちよち歩きになった。血糖値も下がらず、友人に当付属診療所を勧められ受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
自宅治療と通院治療を併用。当初は光線治療後、疲れが出たり、背中痛が増すような反応が見られたが、1カ月程で、右膝裏や背中の痛みが軽減、歩きやすくなった。3カ月ほどで、HbA1cが7%台に下がってきた。1年位は調子が良かったが、病気の姉の介護のため光線治療ができなくなり、背中痛や腰痛が出て、血糖値も上昇してきた。姉が他界後、時間が取れるようになったので、光線治療を再開した。
平成28年10月1日発行 機関紙「光線研究」より