男性 85歳 168cm 75kg
◆症状の経過
81歳頃から書き物をしている時に右腕に痛みを感じた。痛みの範囲は徐々に広がり、ひどいと手指の方まで右腕全体に痛みが出ていた。レントゲンでは異常なしと言われ、マッサージなど試したが効果はなかった。痛みはひどくなる一方で、夜間痛で睡眠もとれず困っていたところ、仕事上の知り合いが光線治療を紹介してくれたので当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
週1回当所への通院治療を行った。右腕全体の痛みは幾分和らいだが、右肩の痛みは残っていた。1年後、違う病院でMRI検査をしたところ腱板損傷と診断された。手術の話もあったが高齢のため、鎮痛の薬の服用と注射を定期的に打って様子を見ることにした。光線治療は、治療用カーボンを変更して治療を継続。病院治療との併用で右肩の痛みはだいぶ楽になってきた。仕事で字を書く機会が多いが、なんとかこなせるようになってきた。通院治療後1週間するとまた痛みが少しずつ戻ってくるので、当所の通院治療は継続中。体調は良い。
平成29年4月1日発行 機関紙「光線研究」より