女性 80歳 146cm 57kg
◆症状の経過
数十年前から左肩に違和感はあったが、ひどくなかったため気にしなかった。70歳時、急に左肩に強い痛みを感じて整形外科を受診し、腱板損傷の診断を受けた。手術を勧められたが日々の生活が忙しかったので手術は断った。その後、左手の力が入りづらかったり、左腕が挙げづらかったので気になっていた。ほかに腰痛や膝痛もあった。習い事で一緒の友人に話をしたら光線治療を勧められ、当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
当所への通院治療を行った。5回治療を受けたあとに整形外科を受診したところ、左腕を挙げてその状態を保てていることを指摘され『この短期間で肩の状態が良くなっている』と言われた。1カ月後、左肩は深い部分の痛みが気になるので、治療用のカーボンを変更した。4カ月後深部の痛みは感じなくなり、以降現在まで肩の痛みはほとんどなく日常生活では支障がない。腰痛や膝痛もまだ残るので、通院治療は継続中であるが当初の痛みより和らいでいる。
平成29年4月1日発行 機関紙「光線研究」より