男性 88歳 159cm 74kg
◆症状の経過
歯周病は50歳頃より指摘されていた。70歳代後半には、特に左奥歯上下で進行していた。腫れと痛みとぐらつきがあり、抜歯を勧められていたが、右側の歯で食事をしてしのいでいた。物忘れも年々ひどくなっていた。病院でたまたま知り合った人に光線治療を勧められ、当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
自宅に光線治療器を用意して自宅治療を始めた。光線治療を行うと、歯茎の腫れや痛みが軽減し、1カ月間治療すると、食事を噛めなかった左側でも噛めるようになった。物忘れも減って、頭がすっきりした感じがあった。80歳頃までは、このような体調で過ごせていたが、その後物忘れがひどくなり、検査の結果、認知症の診断で入院した。歯のぐらつきも強くなっている。
平成29年10月1日発行 機関紙「光線研究」より