女性 66歳 主婦 154cm 47kg
◆症状の経過
40歳代半ばより糖尿病を指摘されたが定期検査や服薬は行っていなかった。60歳過ぎから歯のぐらつきがあり、歯科で「歯周病で歯周ポケットが深くなっている」と指摘された。定期的に歯科で歯石除去と丁寧な歯磨きも心がけていたが、歯周病は進行し、66歳のときに左上の奥歯のぐらつきが強く抜歯した。しかし、3週間経っても抜歯後の痛みがとれずに困っていた。光線治療は40歳頃から友人の勧めで時々行っていたが、今回抜歯後の痛み治療のため当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
自宅で抜歯後の痛みに光線照射を行っていたが、道具(3号集光器ガラス管付き)を使用して行っていなかった。当所の指導で、ガラス管の使用と頬側からの照射を続けたところ、数日で抜歯後の痛みが消退した。今後の歯周病の進行抑制、糖尿病のコントロールのためにしっかり光線治療を続けることにした。
平成29年10月1日発行 機関紙「光線研究」より