男性 76歳 無職 168cm 63㎏
◆症状の経過
2週間前の夜、自転車に乗り帰宅中に曲がり角を左折時に後ろから来ていた自転車に追突され転倒し、左顔面部を強打した。徐々に痛みと内出血が出てきたので病院を受診し検査をした。脳や骨、眼球の異常はなかったが、顔面部は自然に治るのを待つしかないと言われた。60歳時に眼の治療で行っていた光線治療を思い出した。自己流で打撲患部に照射したが、痛みが増強し不安になったため当付属診療所を受診した。
◆光線治療
◆治療の経過
自宅で毎日光線治療を行った。自己流で照射していた時に痛みが増強したのは、治療初期の陽性反応なので心配ないとのアドバイスで安心した。痛みが強くなる間はしばらく照射距離をいつもより遠目(2号集光器先端部から30cm離して)から照射した。日毎に左眼の周りの内出血や痛みは緩和し2週間後には痛みも消退し、内出血は綺麗に治っていた。
平成30年4月1日発行 機関紙「光線研究」より