女性 61歳 主婦 151cm 65kg
◆症状の経過
51歳時に北海道から東京に引っ越した。その後東京の生活リズムに適応できず、何事にも疲れやすく、気力がなく、緊張感や不安感、不眠などがあった。病院では更年期障害と診断され、安定剤と漢方薬を処方された。服薬で少し良くなったが、疲れやすく気力がないのは相変わらずのだった。40歳時、以前健康維持のため親戚の勧めで少し光線治療をしたことを思い出し、少しでもよくなればと思い54歳時に当付属診療所を受診。
◆光線治療
◆治療の経過
自宅で治療するという意気込みは、気力が出ずに当所での1回の治療で終わった。その後も状態は悪化する一方だったので56歳時当所を再診し、週1回の通院治療を行った。とくに前額部(おでこ)への光線照射で元気が出て、疲れにくくなっていくのを実感した。治療2カ月後、治療用カーボンを変更してから緊張感や不安が和らぎ、以前より眠れるようになり、意欲や活力が戻ってきた。数年ぶりに朝から旅行に行ったが疲れずに楽しめた。その後5年が経過した現在も精神的にも安定し友人との会話や旅行を楽しむことが出来ている。
令和元年8月1日発行 機関紙「光線研究」より