女性 29歳 アルバイト 164cm 50kg
◆症状の経過
20歳の大学生の時、朝起きるのが辛くなり、一日中全身がだるく大学を休む日が多くなった。心療内科で一時抗うつ剤も服用したが効果はなかった。昼夜逆転の日々が続き、冷えやのぼせ、頻尿、頭痛など様々な不定愁訴があった。
以前光線治療で体調を改善した経験がある母の勧めで、27歳時に当付属診療所を受診。
◆光線治療
◆治療の経過
毎日の自宅治療と月1回の当所への通院治療を行った。当所での初回の光線治療後、数日間全身の筋肉や関節の痛み、だるさなどの陽性反応が出たが数日間で落ち着いた。朝はなるべくカーテンを開けて部屋を明るくした。
3カ月後、眠れないと夜中にお菓子を食べることがあったがそれがなくなってきた。半年後、抗うつ剤中止。1年後、以前より朝起きるのが楽になった。全身のだるさが和らぎ読書ができるようになり、皿洗いなどの簡単な家事もできるようになってきた。2年後、就寝時間はまだ遅くなることもあるが、朝の目覚めは以前よりもさらによくなり、アルバイトを始めることができ気持ちが前向きになってきている。
令和元年8月1日発行 機関紙「光線研究」より